妊娠中に赤ちゃんの性別がわかる時期は?

妊娠生活

妊娠中、赤ちゃんの性別がいつわかるのかという質問は、期待と興奮が入り混じった多くの妊婦さんやその家族にとって重要な関心事です。この記事では、妊娠中に赤ちゃんの性別がわかる時期や方法について、詳しく解説します。

1. 妊娠中の性別判定方法

妊娠中の赤ちゃんの性別判定にはいくつかの方法があります。各方法の特徴と判定時期について以下に説明します。

a. 超音波検査

超音波検査は、妊婦健診の一環として行われる一般的な検査であり、赤ちゃんの発育状態を確認するために用いられます。この検査で性別を判定することも可能です。

  • 12週目から14週目: 妊娠初期の超音波検査では、性別が判明することがあります。しかし、この時期の性別判定はまだ不確実であり、外部性器の発達が不完全なため、誤診の可能性があります。
  • 18週目から20週目: 一般的に、妊娠中期の超音波検査で性別が確認されます。この時期になると、外部性器がはっきりと発達しており、超音波画像で性別を明確に判定できるようになります。これは通常、20週目のスクリーニング検査で行われ、赤ちゃんの全身の発育状況を確認する際に行われます。

b. 非侵襲的出生前検査(NIPT)

非侵襲的出生前検査(NIPT)は、母体の血液中に存在する胎児のDNAを解析する検査です。NIPTは主に染色体異常のスクリーニングを目的として行われますが、同時に性染色体の情報も得られるため、赤ちゃんの性別を判定することができます。NIPT基本的にはだれでもを受けることができますが、病院によっては適応条件が設定されていて、条件を満たさないとNIPTを受けられないことがあるので、病院のホームページなどで確認しておきましょう。

  • 10週目以降: NIPTは妊娠10週目以降に受けることができ、高い精度で性別を判定することが可能です。NIPTは非侵襲的であり、母体や胎児に対するリスクが低いため、安全性が高いとされています。

※NIPTを受けるのに条件を設定している病院では、日本産科婦人科学会が決めた適応条件を採用しているため、条件がある場合は基本的にどの病院でもほぼ同じ適応条件です。

  1. 高齢出産の方
  2. 染色体数的異常を有する児を妊娠した既往のある方
  3. 胎児超音波検査で胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された方
  4. 母体血清マーカー検査で胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された方
  5. 胎児の両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性が示唆される方
日本産科婦人科学会

c. 羊水検査・絨毛検査

羊水検査や絨毛検査は、胎児の遺伝子情報を得るために行われる検査であり、赤ちゃんの性別を正確に判定することができます。ただし、これらの検査は主に染色体異常の診断を目的としており、リスクが伴います。

  • 羊水検査: 妊娠16週目以降に行われる羊水検査は、胎児の羊水を採取して遺伝子情報を分析します。この検査により、性別を含む正確な遺伝子情報が得られますが、母体や胎児に対するリスク(流産のリスク)が存在します。
  • 絨毛検査: 妊娠10週目から13週目に行われる絨毛検査は、胎盤の一部を採取して遺伝子情報を分析します。絨毛検査も性別を正確に判定することができますが、羊水検査同様、リスクが伴います。

2. 性別判定の方法とその特徴

各性別判定方法には、それぞれ利点と注意点があります。以下に、それぞれの特徴を詳しく説明します。

a. 超音波検査の特徴

  • 非侵襲的: 超音波検査は非侵襲的であり、母体や胎児に対するリスクがほとんどありません。
  • 費用効果: 通常の妊婦健診の一環として行われるため、追加費用がかかることはほとんどありません。
  • タイミング: 妊娠中期(18週目から20週目)に行われるため、比較的早い段階で性別がわかります。
  • 精度: この時期の超音波検査では高い精度で性別が判定できますが、初期(12週目から14週目)の検査は不確実な場合があります。

b. 非侵襲的出生前検査(NIPT)の特徴

  • 早期判定: 妊娠10週目以降に受けることができるため、超音波検査よりも早い段階で性別が判定可能です。
  • 高精度: DNA解析に基づくため、性別の判定精度が非常に高いです。
  • 非侵襲的: 母体の血液を採取するだけであるため、母体や胎児に対するリスクがほとんどありません。
  • 費用: 高度な検査技術を使用するため、超音波検査よりも費用が高くなることがあります。

c. 羊水検査・絨毛検査の特徴

  • 高精度: 遺伝子情報に基づくため、性別の判定精度が非常に高いです。
  • 診断目的: 主に染色体異常の診断を目的として行われるため、性別判定は付随的な情報として得られます。
  • リスク: 羊水検査や絨毛検査は侵襲的な検査であり、流産のリスクが伴います。そのため、性別判定のみを目的として行うことは推奨されません。
  • 費用: 侵襲的な検査であるため、費用も高くなります。

3. 性別判定を考慮する際のポイント

性別判定を考慮する際には、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

a. 医師との相談

どの検査を受けるかを決定する前に、必ず医師と相談することが重要です。医師は妊娠の進行状況や母体の健康状態を考慮し、最適な検査方法を提案してくれます。

b. 検査の目的とリスク

性別判定を希望する理由を明確にし、それに応じた検査方法を選択することが大切です。また、各検査のリスクとベネフィットを理解し、適切な判断をすることが求められます。

c. 家族のサポート

性別判定に対する期待や不安を共有し、家族のサポートを受けることも重要です。性別が判明することで、家族との絆が深まることがありますが、検査結果が予期しないものであった場合には、精神的なサポートが必要となることもあります。

4. 性別判定後の生活と準備

性別が判明した後は、赤ちゃんの誕生に向けてさまざまな準備を進めることができます。

a. ベビー用品の準備

性別がわかることで、ベビー用品や衣類を準備する際の選択肢が広がります。特に衣類や寝具など、性別に応じたカラーやデザインを選ぶことができるようになります。

b. 名前の選定

赤ちゃんの名前を考える際にも、性別が判明していると選びやすくなります。家族と一緒に名前を選び、その意味や由来について話し合う時間を楽しむことができます。

c. 家族とのコミュニケーション

性別がわかることで、家族や友人とのコミュニケーションが活発になることがあります。赤ちゃんの誕生に向けた期待や喜びを共有し、周囲のサポートを受けることで、安心して出産準備を進めることができます。

まとめ

私も妊娠中期に突入しましたが、まだ性別は不明です。色々準備したいものもあるので早く知りたいなあ…と思います(笑)男の子でも女の子でも嬉しいのでどっちがいいとかはないですが、ジェンダーリビールをしてパートナーと喜びを共有するのも楽しみです♪

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